読み聞かせ(小学部担任)

 1年生には、「ぼちぼちいこか」「だいくとおにろく」「キャベツくんとブタヤマさん」の3冊を読みました。はじめてこれらのお話を聞いた子たちもいて、「ぼちぼちいこか」や「キャベツくんとブタヤマさん」ではたくさんの笑い声がこぼれました。「だいくとおにおろく」では、「だいく」のかわりに急な流れの川に橋をかけてくれたおにのお話。おにが橋をかけたかわりに要求したものは・・・。だいくの機転の良さに子どもたちも一安心でした。
 2年生には、中国の民話「王様と九人のきょうだい」と五味太郎の「いったでしょ」を読みました。中国の民話は、「ちからもち」「くいしんぼう」といった面白い名前を持つ9人の兄弟が、王様が出す難題に名前にちなんだ特技?で解決をしていくという面白いお話です。「いったでしょ」は短いお話ですが、間を考えて読むと面白いです。2年生は、とても素直に話を聞いてくれたので、読んでいる方もとても楽しく読むことができました。心温まる時間となりました。
3年生は、宮西達也作『きみはほんとうにステキだね』を読みました。いじわるで嫌われもののティラノサウルスが、エラスモサウルスと出会い、優しく友だち思いの恐竜になっていきます。有名な『おまえうまそうだな』のシリーズものです。仲良く毎日を過ごす二匹の恐竜。永遠に続くかのように思えた日常が、ある日突然・・・。ラストは、ジーンと心が温かくなります。3年生のみんなが、とても反応良く聞いてくれたので、楽しい一時を過ごすことができました。
 4年生は、「黒い太陽のお話」という本の読み聞かせをしました。皆既日食の様子や仕組みを解説する絵本です。読み聞かせの前に、もし太陽がハンドボールくらいの大きさだったら、地球はどのくらいの大きさなのか、どれくらい離れているのかを考えました。読み聞かせをきっかけに、もっと科学に興味を持ってくれたら嬉しいです。
 5年生は、かこさとし著作『美しい絵』を読みました。戦争を人一倍憎んだピカソが描いたゲルニカ、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画であるモナ・リザ、ゴッホのひまわりなど世界の名画がわかりやすく説明されています。ゲルニカは、図書館の前に、ひまわりは、階段に、日本人学校にも描かれているので親しみも沸いたのではないでしょうか。ピカソやゴッホなど伝記としても、図書館にある本もあるので、ぜひ読んでみてください。
 6年生では、宮西達也さんのおまえうまそうだなシリーズの中から、「いちばんあいされてるのはぼく」を読みました。結構たくさんの子どもがおまえうまそうだなシリーズを知っていましたが、この本は誰も読んだことがなかったようです。
 このお話は、食べようとした卵から、アンキロサウルスの子ども達5匹が生まれ、パパとしてティラノサウルスが育てていくというもの。血のつながりはないけれども、子育てに励むティラノサウルスの親としての気持ちが一杯詰まったお話でした。どれだけ親が子どものことをわかって、考えているのかが子ども達に伝わっていればいいなと思います。
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